1月24日、PMSA(太平洋海事商船協会)とロサンゼルス港湾局、今年の港の見通しを紹介する「State of Port (ステート・オブ・ポート) LA港」を開催した。
挨拶にたったロサンゼルス港湾局長のジーン・セリカ氏は冒頭、このイベントの開催に関して関係者全てに感謝の意を表すとともに、本年1月2日に亡くなった港湾委員会の委員で長年ILWUのリーダーとして港湾発展に尽力してきたデビット・アリアンの功績に言及した。
また、氏は2018年、ロサンゼルス港のコンテナ取り扱い数量が過去最高の945万8748TEUであったことを通し、船社、ターミナルオペレーター、組合員、荷主、物流会社など関係各社の連携と協力のお陰であると謝意を述べ、互いの健闘を称え合った。
同氏は今後、港がどの方向で進んでいくかを「より多忙に」(コンテナ取り扱いだけでなくクルーズ客の増加や港を訪れる客の増加など)「より快適に」(港の進めるクリーンエアアクション計画により大気の汚染を少なくし排気ガスゼロを目指す)「より安全に」(沿岸警備隊やカスタム・ボーダー・プロテクションとの連携によりテロ対策や種々の危険を排除する)の3つの視点から言及した。
今年も全米一のコンテナ取り扱い港として業界をリードしていきたいと語った。