米連邦海事局が保管料や空コンテナ返却滞納費などの実態調査に乗り出す。

4月2日、同局のコミッショーナー レベッカ・ダイン氏は米国に寄港する全ての船舶運行会社に港でのコンテナのフリータイムやフリータイム後の超過滞留費、コンテナを引き取ったあとの空コンテナ返却の滞納費用などを対象として報告するよう要請した。

これは、3月5日付けの委員会の調査依頼命令を実質的に実行に移したものである。

第一弾として、米国全土のコンテナ港の広範なセクションにサービスを提供している海事共同運送業者と海上ターミナル運営業者から情報を収集することが含まれる。

運送業者は、特に荷送人が港への接続が制限されたり、港内が混雑して貨物が回収できない状況で、正当な理由のない保管料や滞納費用がどのように課されているかについての詳細な情報を提供するように指示されている。

ダイン氏は「関係する全ての諸機関が今回の調査に積極的に協力してくれることを期待する」と述べた。

今回の調査結果は9月2日までに公表される予定である。