世界最大の消費大国と言われる「アメリカ」。物流、特に「国際物流」に携わる方にとって、アメリカの物流事情は絶対に抑えておきたいトピックです。
今回は、アメリカ(米国)物流をメインに「国際物流 10のトリビア」をご紹介いたします!
目次
1.米国の鉄道会社
スエズ・パナマ運河がより大きな船舶に対応できるようになってから、米国東海岸の取扱量が増加している。しかしその反面、西海岸揚げ、MLBと呼ばれている鉄道で東、中西部へ配送される物量が減少している。
2.海上運賃
ロングビーチ港、ロスアンゼルス港での海上取り扱い量の輸出入の格差が運賃にも反映している。米国からの海上輸出コンテナの運賃は輸入のほぼ3分の1から4分の1である。
3.米国の州は別の国(?)
大物、重量物等の州をまたいだトラック配送には、各州で事前許可と取る必要がある。同じ国でも州ごとに違う規則。
4.コンテナ取扱量トップ10のうち6港が中国
世界のコンテナ取扱量トップ10は一位から順に、
1. Shanghai [China]
2. Singapore
3. Shenzhen [China]
4. Ningbo [China]
5. Hong Kong
6. Busan [Korea]
7. Guangzhou [China]
8. Qingdao [China]
9. San Pedro [USA]
10. Dubai [Arab Emirate]
5.米国輸入トップ5の貿易相手国は、1位は中国、日本は2位
トップ5は、1位から順に,
1. China
2. Japan
3. South Korea
4. Taiwan
5. Vietnam
6.米国からの輸出貨物の1位は、古紙
古紙、家畜餌、鉄くず、繊維、大豆が上位5位である。
7.米国へ輸入される品目の1位は家具
家具、車部品、衣類、電気製品、プラスティック製品が上位5位である。
8.米国の各港によって変わる港の費用
特筆すべきは、ロングビーチ港、ロスアンゼルス港で発生する、PierpassとCleantruck費用。地域の環境問題から発生した。他の港では無い費用。
9.米国からの輸出通関は本当に簡単
米国からの輸出通関は至極簡単で、オンラインで米国税関に情報入力するだけで、特別な問題がない限り了承されます。この作業はフォワーダーでもシッパー本人でも対応可能。
10.米国内のトラック配送の大きさ
米国内を走る国内遠距離配送のトラックのほとんどが53フィートである。